6月 10

突然ですが、たまには趣向を変えて。

「国営漫画喫茶」「アニメの殿堂」いろんな呼び方をされている国立メディア芸術総合センター(仮称)。
その要否に関して論議が繰り広げられてますが、個人的には「あり」かな~って思ってます。

偉大なクリエイター達によって生み出された作品の数々、又その過程で発生した貴重な資料、それらがただ破棄されていると思うけど、それはちょっともったいない気がする。
日本の「アニメ」「漫画」「ゲーム」は世界に通用する一つの文化。
それらの作品や資料が失われる事のないよう、管理できる場所があってもいいと思う。
とはいえ、あくまでも、文化の保護、発展が目的として。

メディアへの露出、話題性、一般ウケが狙いなら意義に欠けると思う。
漫画の立ち読み、アニメの鑑賞、と言う意味ならただの漫喫、もってのほか。
収集、保管、管理、研究、そういった類の目的ならあってもいいと思う。
それこそ博物館的な位置づけで。

そもそも保管されている漫画と言う名の資料を「閲覧」=「立ち読み」すると、閲覧する人次第だが、劣化しないだろうか。ぼろぼろになったから破棄、それじゃ意味がないし。
子供に「丁寧に扱いなさい」って言っても子供は子供、難しいだろう。
むしろ全部電子化してしまうのも手かもしれない。
まあ、そのデータをどうやって運用するかはまた別の話・・・。

結局の所、毎月1回、新刊が出揃った頃に来館、全部読んで、はいおしまい。
本を買う事がなくなるから、クリエイターはやっていけなくなる。
その結果、メディア文化は衰退するのは目に見えていると思うんだけどな~。
文化を守り立てているつもりが、逆に追い込むことになりそう。

あくまでも「漫喫」化するのを前提に書いてますが・・・

それなりの手続きを踏んで閲覧する、とかならまだよさそうだけど。
「研究に利用します」とかね。
このセンター、一体どんな展示をするんだろう。
研究内容、歴史、そういったまじめな物もあるのかな?

つか、アニメ、漫画、ゲームってよく言われるけど、ここで対象とされてるメディアってそれ以外にも色々あると思うんだけど、そっちの話ってあんまり聞かないね。
よく耳にするのは「オタク」領域にクローズアップされてる場合が多いし。

で、気になったので、Wikipedia行ってきた。
国立メディア芸術総合センター – Wikipedia
一応

  • メディア芸術作品の展示
  • メディア芸術作品その他資料の収集・保管
  • 関連情報の収集・提供、調査研究、人材育成・普及啓発活動の実施
  • メディア芸術関連施設間の連携・協力体制の構築

ってなってた。
大きく取り上げられてるような、ただの漫喫ってわけじゃないみたい。
わっちが情報不足なのかもしれないけどね。

なんにせよ、税金を投入するんだし、しっかり精査して欲しいところ。
なんか的外れなこと言ってそうで怖いなorz

One Response to “アニメの殿堂は不要?”

  1. matu より:

    輸出産業として年間5000億円、放映権料を入れるとまだまだ伸びるかなり大きな産業なのに、全く大事にされていない分野なので、本腰を入れて保護した方がいいのは明白だな。今回のお金の使い方は賛否両論あるが、公金を入れて産業を保護しようとする動きは遅すぎる感じのほうが強い。
    韓国や中国ではゲームやアニメ製作専門の国立学校があるぐらいだし、国策として何かしてほしいな。

    麻生さんが漫画が好きだからとか批判しているやつらは、経済効果や輸出額を見せてやればいいと思うよ。

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